キース・リードを偲んで
今回は英国のロック・バンド、プロコル・ハルムの作詞を手掛けた詩人Keith Reid の訃報を受けて、プロコル・ハルムの曲を取り上げました。
プロコル・ハルムと言えば、世界的に大ヒットしたのはデビュー曲の「青い影~ A Whiter Shade Of Pale」。
リクエストも度々いただきますし、ショコラ・プラスでもよくライブで演奏します。
せっかくのショコラヂヲなので、ライブとは違う曲をやりたいと思い、今回取り上げたのは「青い影」に続くセカンド・シングルの「ホンバーグ~ Homburg」。
曲の感じは「青い影」とよく似ています。
この「ホンバーグ」の歌詞の中には、一人称の " I " が出てきません。
部屋を出て行った "she" と、残された男性と思われる "you"のみ。
サビの部分で "you"に語りかける形になっていますが 、自分がどういう立場なのかわからないまま。
自分に向かって言ってるのかな、とも思えます。
キース・リードの歌詞は、わかりやすいストーリーや状況設定はなく、進めば進むほど荒唐無稽な表現が出てきたり、脈絡なく次の展開へ飛んだりします。
それでもメロディーとの絶妙な絡みで、独特の世界観を作り出しており、それがプロコル・ハルムの大きな魅力になっています。
ぜひ聴いてみてくださいね ↓
キース・リードは、作詞のみで演奏をしないのですが、アルバムのクレジットにもちゃんとバンド・メンバーとして "Keith Reid" の名前が記載されています。
いくつかのCDから、名前の載っている部分をコラージュしてみました。
そして、来週のショコラヂヲは、嬉しいリクエストをいただきまして、「歌の贈り物」という素晴らしいタイトルの曲をお届けしようと思っております!タイトル通り、贈り物になりますように!!
リクエストは、Contact ページ からも承ります。
ショコラヂヲは、どなたでも無料で聴きたいときに聴ける音声配信ですので、どうぞお気軽に好きな曲をお知らせください。お待ちしています!